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消化器科

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逆流性食道炎

この病気は次のような症状の方があてはまります。

  • みぞおちや胸のあたりに焼けつくような胸焼けがある。
  • げっぷがよくあり、すっぱいものが口の中に出てくることがある。
  • 食べ物を飲み込みずらい、時間がかかる。
  • 物を飲み込む時、焼けるような圧迫されるような痛みがある。

この他にも、喉の奥のイガイガ感声がかれる慢性の咳が続く場合も逆流性食道炎の症状である場合があります。

逆流性食道炎には、実際に内視鏡で食道粘膜にただれや潰瘍を認めるGERDと、症状はあるが内視鏡で食道粘膜に異常を認めないNERDがあります。

原因は、下部食道括約部(LES)が弛緩して、胃液が食道に逆流する事によります。これに脂肪摂取量の増加という食生活の変化、肥満の増加が悪化する要因になっています。又、衛生環境が改善した結果、ピロリ菌感染が減少し、胃酸分泌が増えた事も原因となっています。

診断はQEST問診表あるいはFスケール問診表により、症状を客観的にとらえて、比較的容易に診断する事ができます。
但し、食道癌バレット食道を否定する為、内視鏡検査を受けることをお勧めします。

治療は軽度な場合はH2ブロッカー、中~重症の場合はPPIという薬を使うことにより、症状を軽減することが出来ます。又、消化管運動機能改善薬を併用する事で効果が高まります。

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機能性ディスペプシア

この病気は、以前は機能性胃腸症と言われていました。下記のような症状の方があてはまります。

●6ヶ月以上前から、次のような症状が1つ以上あり、最近3ヶ月以上持続している。

  1. 辛いと感じる食後のもたれ感
  2. 食後すぐにお腹が満腹になってしまう と感じる
  3. みぞおちの痛み
  4. みぞおちのやけるような感じ・不快感

胃に食物が入ると、まず胃の入り口の部分がふくらみ、食べたものを貯留しようとします。これを胃の貯留能あるいは胃の適応性弛緩といいます。
  この働きが障害されると、そんなに食べていないのに、すぐ膨満感を感じてしまいます。

胃の上部に貯留した食べ物が消化液で攪拌されると、次に胃 の出口の方の蠕動運動が活発になり、排出能が高まり、胃から排出され、十二指腸に送りこみます。
この胃の貯留能と排出能は自律神経の働きによっているので、貯留能が障害されると排出能も障害されてしまいます

一方、機能性ディスペプシア(FD)の患者さんの中には、胃の貯留能も排出能も正常なのにFDの症状が出る方が、3~4割います。
これは胃の粘膜の知覚過敏があるからと考えられます。この知覚過敏は、その人の不安抑うつ虐待の既往などと関連している事が報告されています。
この種の患者さんには、抗うつ薬・抗不安薬が必要な場合があります。

この他にFDの原因として、ピロリ感染の有無腸脳相関心理社会的ストレス免疫異常など、さまざまな要因が関与しています。

FDの診断で大事なのは、これらの症状を起こす他の病気、胃潰瘍・胃癌などの除外診断を行う事です。特に40才以上の方は、まず胃X-P検査胃内視鏡検査を行う必要があります。
この他、腹部超音波検査採血により、他の内臓の異常の有無をチェックする事も大事です。
メラクリニックでは、質問表により、不安・抑うつに関する心理検査性格傾向、相関しやすい逆流性食道炎過敏性腸症候群の有無、などを調べています。

FD治療の第一歩は、この症状を理解し受け入れていく事から始まります。こうして医師と患者が連携しうまく治療薬を使っていけば、やっかいな症状を改善する事ができます。

薬物治療では、上記の診断の上で、様々な薬を用います。まず、PPI胃運動機能改善薬が中心になります。
この他に自律神経異常と思われる方には、自律神経調節薬が有効なことがあります。
スルピリドは、抑うつ症状があると思われる症例には効き目があります。又、もたれ感には、漢方薬の六君子湯を使用する事があります。但し、改善には時間がかかります。
不安・抑うつが共存する方、また上記の薬剤で改善しない重症例には、抗うつ薬抗不安薬向精神薬を投与する事により、著明に改善する事があります。

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過敏性腸症候群

この病気は次のような症状の方があてはまります。

過去3ヶ月間、腹痛や腹部不快感が繰り返し起こり、次の項目の2つ以上がある

  1. 排便によって症状が軽減する
  2. 発症時に排便頻度の変化がある
  3. 発症時に便形状(外観)の変化がある

過敏性腸症候群(IBS)の基本上の概念は「慢性的に出現する、腹痛を伴う便通異常で、排便により症状が改善し、症状の原因となりうる器質的病変あるいは内分泌異常がない」という事です。
2006年5月にIBSの診断基準を一新したRomaIIIが発表され、これに便形状による診断基準を加えました。

IBSの多くは、ストレス時に出現し、排便により改善するという特徴があります。これはストレス負荷時に、脳の視床下部という所からCRHというホルモンが放出され、腸管を刺激することによります。
便通異常の下痢は強い蠕動性運動が誘発されて起こり、便秘は非蠕動性運動が誘発されて起こります。
また腸管壁の緊張が亢進する事により、腸管壁の圧力が上昇し、知覚過敏状態にある腸管は、腹痛や腹部不快感の症状を誘発します。
排便により腸管壁への圧力が解除されると、腹部症状は消退します。

腸管のストレス感受性の亢進は、様々な要因が加わっていると推測されています。
すなわち、遺伝的なもの生育過程で学習されたもの・大腸の粘膜の炎症・アレルギーによる炎症反応などです。

最近ではIBSの下痢・腹痛の症状に「セロトニン」という物質が深くかかわっている事が解ってきました。脳が感じたストレスの信号が腸に届くと、腸の粘膜からセロトニンが分泌されます。このセロトニンにより腸の運動異常が起こり、下痢や腹痛を引きおこすのです。
最近、腸のセロトニン5-HT3受容体に作用する薬が開発され、IBSの下痢・腹痛が著明に改善する例が多くなってきました。

IBSは、ストレスや不安に関与する様々な疾患と併発する事が知られています。上腹部の不快症状を訴える機能性ディスペプシアの並存率は24~75%と報告されています。
また、身体の痛みを呈する繊維筋痛症月経前症候群頭痛顎関節症ともよく併発します。
精神疾患のパニック障害不安障害うつ病などの並存率もきわめて高くなっています。

IBSの診断は、症状の確認と炎症性腸疾患や大腸癌などの器質的疾患の除外によって行います。特に血便や血液での炎症所見があり、50歳以上の年令の場合は、注腸検査もしくは大腸内視鏡検査が必要です。

IBSは生命にかかわる病気ではありません。しかし、通勤電車の中や会議の前に発症したり、また発症するのではないかという不安が、常につきまといます。
生活の質(QOL)を著しく低下させるので、治療が必要です。

治療薬は、症状に応じて、消化管機能調節薬ロペラミド合成高分子化合物抗うつ薬抗不安薬などを用いれば、著明な症状改善が見込めます。
最近登場したセロトニン5-HT3 受容体拮抗薬は下痢・腹痛の強い例にはよく効きます。
しかし、先に述べたようにIBSはかなりの割合で並存疾患があるので、その治療を併せて行わないと、うまくいかない場合があります。
また、当院で行っているリラクゼーション法を併用すると、症状を多分に軽減する事ができます。

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ピロリ菌除菌

ピロリ菌除菌ピロリ菌は、1980年代に発見された、胃の中に住みつき、胃の壁を傷つける細菌です。胃液は強い酸なので、通常の菌は生息できません。
しかし、ピロリ菌はウレアーゼという酵素を分泌する事によって、胃の中の尿素を分解してアンモニアを作ります。このアンモニアで胃酸を中和し、自らの回りに中性の壁をはりめぐらせて、自分が住みやすい環境を作りだして生息しているのです。

ピロリ菌は、胃の粘膜が未熟な幼年期に感染すると考えられています。
感染した人のほとんどに慢性胃炎が起こります。この炎症で胃の粘膜が弱まってくると、胃潰瘍十二指腸潰瘍が起きやすくなってきます。

又、ピロリ菌は胃癌の確実な因子となります。感染が続くと、胃の粘膜の萎縮が進み、胃癌をひき起こしやすい状態をつくりだします。
10年間の調査で、ピロリ菌陰性者では0%、ピロリ菌陽性者では、2.9%もの胃癌が発見されたという報告があります。

ピロリ菌は胃MALTリンパ腫特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の原因ともなります。又狭心症・心筋梗塞の危険因子、アトピー性皮膚炎の悪化因子である事が解っています。

ピロリ菌除菌ピロリ菌がいるかいないかの検査で、一番確実な検査は、尿素呼気試験法です。メラクリニックではこの方法で検査を行っています。20分程で済みますが、空腹時に行う必要があります。

もし検査でピロリ陽性となった場合はなるべく早めに除菌治療を行う必要があります。2種類の抗生剤と1種類のプロトポンプ阻害薬を1週間飲むだけです。75%の方は除菌に成功します。

除菌でうまくいかなかった人は、1種類の抗生剤を整えて、2次除菌を行うと、これにより90%の方が除菌に成功します。除菌が成功したかどうかの判定は、除菌治療が終了し1ヵ月を過ぎた後で行います。

日本人の死因の1位は癌です。このうち胃癌はまだ男性で2位、女性で3位を占めています。ですから、一度ピロリ菌の有無を調べ、陽性であれば除菌しておく事は、重要な事だと思います。

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