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心療内科

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うつ病

うつ病

うつ病は厚生労働省研究班の調査によると、これまでにうつ病を経験した人は15人に1人、過去12ヶ月にうつ病を発症した人は50人に1人で、かなり有病率の高い疾患です。
ひと頃「うつ病は心の風邪のようなものだ」と言われ、簡単に治る病気だといわれた事がありました。確かにそれこそ風邪ように簡単に治る場合もあります。しかし、多くののうつ病は治るのに6ヶ月から1年近くかかり、再発する例も多いのが実情です

どうして、うつ病になるのですか?

うつ病

大きな要因は、周りの状況から生じるストレスです。一つはライフイベントからくるもので、近親者の死亡別離病気・事故老化離婚転居家屋財産の喪失などがあげられます。
もう一つは職業に関する出来事で、職務の変化左遷退職職務上の失敗などです。
結婚昇進など一見よいと思われる変化もうつ病の原因になります。

性格傾向も大きな要因になります。勤勉、責任感が強い、仕事に正確綿密を期す、完全癖や几帳面さが強い、要求水準が強い、といった性格の方がうつ病になりやすいと言えます。
こういった方は自分の環境が順調な時はいいのですが、何か重大な変化が起きるとそれに対応できなくて、挫折しやすい傾向があります。

ただ、この性格傾向のある方のうつ病は治りやすいが再発しやすいのが特徴です。うつ病治療中に自分の性格傾向に気づき、負の部分は改善し、職場の環境にもっと柔軟に対応できるスキルを、身につける必要があります。こうするとうつ病をバネにその人の成長をとげる事ができます。これこそうつ病の理想的な治り方だと思います。

最近は、こうした典型的うつ病になりやすい性格傾向の他に、自己愛性性格傾向の強い方、抑うつ性性格傾向の強い方、いわゆる未熟性格からくる逃避型抑うつなどが加わっている例が多くなっています。
双極性障害のうつ病期も見分ける必要があります。

こういったストレスやその人の性格があいまって、セロトニンノルアドレナリンドーパミンなどの脳内伝達物質の働きが悪くなり、うつ病が起こると言われています。

うつ病になるとどんな症状がでるのですか?

次のような症状が出たら要注意です。早めに心療内科を受診しましょう。

  • 気持ちが落ち込んで憂うつだ。特に朝方に具合が悪い。
  • 何をしても面白くない。何かをしようとする気になれない。
  • 最近食欲がなくなった。食べてもおいしいと感じない。
  • 最近よく眠れない。寝ても途中で起きてしまう。
  • 体の動きが鈍くなり、口数が少なくなった。
  • 注意が散漫になって集中力が低下してきた。
  • ちょっとした事で悲しくなり、泣きたくなってしまう。

もちろんこういった症状は日常よくある事ですが、複数当てはまる場合は、うつ病の可能性があります。
うつ病かどうかは本人よりも周りの人が気づきやすいものです。同僚や家族でこのような人がいれば、一度心療内科を受診するようすすめてください。

うつ病の治療はどのように行うのですか?

通院でのうつ病治療の中心は、休養投薬になります。特に会社でのストレスが主な要因の場合は自宅休養が必要になります。しかし実際は、小さな会社で休める状況ではない、責任ある地位にあり休むわけにいかない場合は、自宅休養をせずに治療する事になります。

うつ病の治療に抗うつ薬抗不安薬などの服薬は必要でよく効きます。抗うつ薬には数種類あり、その人に合わせた薬を用います。不安が強い場合は抗不安薬、睡眠障害がある場合は入眠剤を併用したりします。

「抗うつ薬を飲むのが恐い。一生のみ続けなければならなくなる。」と心配する人がいますが、抗うつ薬は精神薬のうちで依存性がない薬です。症状がよくなり維持期が終われば、漸減法により止める事ができます。

抗うつ薬の薬物療法では次の事を注意する必要があります。

  1. 薬の効果はすぐ現れるわけではなく、通常2週間かかります
  2. 薬の効果をあげるためには、十分な量をきちんと服用する必要があります
  3. 症状が改善した後でも、半年ほど服薬を続ける必要があります。(再発率が少なくなります。)

精神療法は支持的精神療法が主体となりますが、必要があれば認知行動療法森田療法を用いる場合もあります。又、緊張感が強く過剰ストレスになりやすい人はリラクゼーション法を学んでいただいたりします。

職場環境に問題がある場合は、復職の際に環境調整が必要となります。

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不眠症(睡眠障害)

不眠症(睡眠障害)

不眠症(睡眠障害)の診断はどのように行いますか

不眠症(睡眠障害)

睡眠障害には、夜に眠れない不眠日中に過剰な眠気が出現する過眠睡眠時間帯がずれてしまう概日リズム睡眠障害睡眠中の異常な現象が起こる睡眠時随伴症などがあります。

この他特殊な睡眠障害として、周期性四肢運動障害、睡眠時無呼吸症候群、むずむず足症候群などを鑑別する必要があります。これらを問診表や患者さんの訴えなどにより診断します。
又、不眠症の診断で最も大事なことは、うつ病による不眠ではないかをしっかり見極めることです。不眠を訴える方の中に、うつ病である方が多数みられます。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とはどんな病気ですか

平成15年2月に起きたJR新幹線運転士の居眠り運転から広く知られるようになりました。
大きないびきが特徴で、ベットパートナーから睡眠中に呼吸が止まる事を指摘される日中に眠気・けだるさがある肥満がある事から疑われます。又、下顎部の骨格が小さい事などが参考になります。

SASメタボリックシンドロームと密接に関連し、高血圧・心筋梗塞・心不全・脳卒中・慢性腎不全を合併しやすい事が明らかになっています。又、SASの方が交通事故を起こす確率は、SASでない方の7倍にもなります。
SASの診断には、以前は入院検査が必要でしたが、施設によってはアプノモニターという検査機器をお渡しし、入院せずに自宅で検査を行う事が可能になりました。もしこの検査でSASと診断された場合は、CPAPという機械を睡眠中に装着する事により、症状の改善が認められます。

むずむず足症候群とはどんな病気ですか

安静時または夕方から夜間にかけて脚の不快感が生じ、これに伴い下肢を動かしたくなる衝動感にかられる病気です。これに伴い睡眠障害だけではなく、日常生活にも多大な影響をもたらします。欧米での有病率は5~10%と報告されており、決してまれな病気ではありません。

原因として、脳内の貯蔵鉄の欠乏中枢神経のドーパミン神経系の機能異常A11ドパミン神経系の関与が指摘されています。治療には、ドパミンアゴニストクロナゼパムが用いられ、鉄の不足が認められる場合は、経口鉄剤を加えたりします。

不眠症の治療はどのように行いますか

上記の特殊な睡眠障害が除外された上で、睡眠衛生指導を行います。具体的には、厚生労働省による「睡眠障害対処12の指針」を用います。この上でベンゾピン受容体作動薬を処方します。この薬は、催眠作用が持続する時間により、長短時間型・短時間型・中間型・長時間型に分類されます。

入眠障害が強いタイプには、長短時間型や短時間型を用います。途中で目覚める場合や早朝に目覚める場合は、中間型や長時間型を投与します。
高齢者の場合は、ふらつき・転倒のリスクがある為、筋弛緩作用の弱い非ベンゾジアゼピン系睡眠薬グアゼパムを処方したりします。
又、新しいメカニズムの治療薬メラトニン受容体アゴニスト(ロゼレム)が発売になりました。効果が現れるまで少し時間がかかりますが、入眠剤で問題となる反跳性不眠や退薬症候がなく、安心して服用できる薬剤です。

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パニック障害

パニック障害

パニック障害

次のような症状を経験された方はいないでしょうか。混んだ電車の中で突然、いいようのない息苦しさを感じ、動悸や手のしびれも出現し、死んでしまうのではないかと思うほどの不安におそわれた。たまらなくなって途中駅で降りてベンチで休んでいると、20分程で症状は全くなくなっていた。

このような体験をされた方はパニック障害の疑いがあります。DSM-5によりますと、パニック障害は、繰り返される予期しないパニック発作が数分以内にピークに達し、その時間内に、以下の症状のうち4つ(またはそれ以上)が起こる、とされています。

  1. 動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
  2. 発汗
  3. 身震いまたは震え
  4. 息切れ感または息苦しさ
  5. 窒息感
  6. 胸痛または胸部の不快感
  7. 嘔気または腹部の不快感
  8. めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
  9. 寒気または熱感
  10. 異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
  11. 現実感消失または離人感
  12. 抑制力を失うまたは“どうかなってしまう”ことに対する恐怖
  13. 死ぬことに対する恐怖

もちろんこのような症状を起こす内科疾患は、甲状腺機能亢進症、狭心症、を始めとして多数あります。まず、内科と心療内科を併設している医療機関で、しっかり診断してもらう事が大事です。

パニック障害は早めに診断し、適切な治療を受ければよく治ります。逆に診断が遅れ、適切な治療を受けずにいると、後で述べるような状態になり、治療がながびくようになってしまいます。

パニック障害の原因はまだよく解っていない点もありますが、橋の背側部にある青斑核が中心となっています。この青斑核の異常興奮が、ナウタのサーキットとパペッツの回路の血流を増加させ、予期不安が起こるとされています。

パニック発作を何回も繰りかえすとまた今度パニック発作が起こるのではないかと、不安な状態になります。これを予期不安といい、これを感じただけで、動悸がしたり胸が苦しくなるというパニック発作が起こるようになってしまいます。

こんなことを繰りかえしているうちに、たとえば人ごみや渋滞、混んだ電車のように動きのとれない状況を怖がり、避けるようになります。これを広場恐怖といい、学校や会社に行けないという社会生活に重大な支障をきたすようになる事もあります。このような経過で適切な治療を受けずにいると、多くの人がうつ状態を併発するようになってしまいます。

パニック障害の治療の中心はできるだけパニック発作を抑えて、症状の進行を抑えることにあります。その為、抗不安薬を定期的に、あるいは頓服的に用いて、発作を抑えます。又抗うつ薬を定期的に服用する事により、広場恐怖の症状も改善していきます。

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